アレルギーが増えた理由

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花粉症が突然広まった理由とは?

人間の体は1万年前からその免疫系などを含めてほとんど変化していません。しかし、その生活スタイルは劇的な変化を遂げてきました。より快適で、より綺麗な環境を作り出したことが、アレルギーの原因となりました。考えてみてください、1万年前の人類といえば裸足で草原を走り回ったり今のように洗剤で手を洗うこともなく食べ物をつかんで食べていたわけです。そんな1万年という地球の歴史からすればあっという間の時間の間に、人類はその生活環境を激変させてしまったのです。

 

現代人の生活は、綺麗な家に住みコンビニやファストフードなど便利な食材が身近に山のように存在していて様々な成分を含んだ食べ物を美味しいといって食べているわけですから、免疫システムが変わっていない中での劇的な変化は体に多大な影響が出るのは当たり前のことだと言えます。

 

文明を発展させることは人間の英知とも言うべきものですが、その英知に体がついていけていないことが問題です。頭では分かっていても体が綺麗な社会になじむには時間が必要です。その時間は1万年というような短い時間ではなく、もっと長い時間がいるのです。

 

これから先も、文明は加速度的に進化させていくことでしょう。そうなるとより一層、体はその流れについていくことが出来ず現在出ていないようなアレルギーが今後発生することも無いとは言い切れません。だからと言って1万年前の生活に戻ることが出来るかというと、それは出来ないというのが答えになります。そのような現実の中でどうやってアレルギーを克服するかが突き付けられた課題なのです

アレルギーが急増したのは日本だけではない

近年、アレルギー疾患が増加したのは日本だけのことではありません。例えばドイツでも同じようにアレルギー疾患が増加しています。中でも旧西ドイツの人たちが主な対象となっていて、旧東ドイツの人たちにはアレルギー疾患の増加は見られません。その割合は旧西ドイツが3〜4倍も患者数が多かったとあります。これだけの差がそれほど遠くない地域において発生することは極めて稀なことです。

 

原因として考えられるのは日本と同じように、旧西ドイツでは大気汚染や水質汚濁などの公害問題への積極的な対策や、住環境、食生活などへの法的な安全基準の導入などが挙げられ、清潔な社会が作り上げられたことです。この「清潔な社会」こそがアレルギー疾患の増加原因として考えられています。

 

つまり、清潔な社会になることによって人が本来持っている免疫力を高める細胞が駆逐されてしまったわけです。それによって花粉症をはじめとする様々なアレルギーが人間の体の中で生み出されていったわけです。つまりアレルギー疾患とは清潔すぎる社会がもたらした病気であり、本来あるべき免疫力を失った結果といえます。

 

旧東ドイツの人たちがアレルギーの増加がないのは、まさにこの清潔な社会の影響を受けていないからだと言い切ってもいいと思います。前述のようにこれだけの狭い地域の中で顕著に表れている統計的な数字を見れば、その原因は明らかと言っても過言ではないでしょう。