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アレルギーとガンの関係

アレルギーを治すとして、夢のような効果を得られると思った新薬が開発されたのですが実は思わぬ副作用を持っていることが明らかになりました。
それが、がんになりやすい体質になってしまうことでした。アレルギーは辛い病気ですが、がんになりやすいという副作用は見過ごせません。

 

人の体内にはTh2とTh1という細胞免疫の二つの工場があります。新薬はこのうちアレルギー反応に対するTh2を強く鍛えることができるのですが逆にTh1というがん細胞を攻撃する免疫を弱めてしまうことが分かったのです。

 

私たちの体内では毎日たくさんのがん細胞が生まれています。しかしがんにならずに健康に過ごせているのは、Th1ががん細胞を監視し見つかるとすぐに攻撃しているからです。このためTh1が弱ってしまうと、がん細胞の発覚が遅れがんになってしまう可能性が高くなってしまうのです。

 

だったらTh1を大きくする薬も同時に投与すればよいと考える方もいるのでしょうが、これはとても難しいのです。

 

つまりアレルギーを一発で治す薬は作れないということです。アレルギーやがんは免疫バランスにかかわるものなので西洋医学では決して治療することができないのです。しかし東洋医学では人間の体を総合的に見て自然治癒力を引き出せばよいのですから、ここに解決の糸口があります。私たちの健康を守るために衛生的に作られてきたこの現代社会は自然治癒力を低下させる方向に進んでいます。

鬱とアレルギーは正比例する

最近の研究で鬱とアレルギーは正比例することが明らかになっています。ここ10年でアトピーや喘息などのアレルギー性疾患が2倍に増えていますが、うつ病で苦しむ人もこの10年で2倍に増えているのです。これにはやはり、腸内細菌が現代人から減ってしまい腸内環境が乱れることでセロトニンの分泌と運搬がうまく行かなくなっているからだと考えられます。

 

このことに関する、ある仮説があります。メキシコは貧しい国です。経済的に困窮する人が多いと自殺率も高まるという指摘がありますがメキシコは自殺率が非常に低いのです。映画などでもメキシコ人=陽気で明るい人たちという描写が多いですよね。スペイン語圏ということもあって、人当たりがよくおおざっぱで人懐っこい、そんな印象を持っている人が多いと思います。そしてメキシコは同時に世界で最も食物繊維を摂取する国としても知られています。

 

貧しくて生活に困っていたとしても、食物繊維のたっぷり含まれたとうもろこしや豆類をたくさん食べるメキシコ人は腸内環境がよくこれによってセロトニンが脳に運ばれ、些細なことに喜びを感じ貧困にも負けることなく逞しく日常を生きているのかもしれません。

 

日本人も昔ながらの食生活に戻し、食物繊維をたっぷり摂取することで腸内環境が整い、うつ病も改善していくのではないでしょうか。
食生活の改善は比較的簡単です。食物繊維が豊富に含まれている食材を摂るだけでいいからです。食物繊維は多くの野菜や果物に含まれていますし、摂取するのはそれほど大変ではありません。